2007/11/18の社説
2007/11/18
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朝日新聞
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■日米会談―今後見すえた連携を
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拉致問題で何の進展もないのに、重要な交渉カードであるテロ支援国家指定
の解除が先行するのは、日本政府としては好ましくない。同盟国だからといっ
て利害がすべて一致するわけでもない。互いが国益を主張し合い、その上で共
通のゴールを模索して協力する。それが日米関係の成熟であるとも言える。
■診療報酬―患者を困らせないように
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まずは、病院の勤務医を少しでも増やし、過酷な勤務を軽くすることを求め
たい。そのためには、開業医の取り分を病院に回す荒療治が避けられない。一
方で、休日や夜間も診てくれる身近な開業医の報酬を増やすことも忘れてはな
らない。しかし、深刻な医療の状況を考えれば、「初めに引き下げありき」で
いいのかどうか。
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日経新聞
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■共同記者会見を避けた日米関係の秋
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福田康夫首相とブッシュ米大統領との初の首脳会談は、日米関係が冬に向か
うのを食い止めようとしたのだろう。それはかえって小泉・ブッシュ時代とい
う夏が遠く過ぎ去り、冷え込み深まる秋を感じさせた。東アジア首脳会議より
前に訪米を済ませておきたいとの判断は正しいが、日米関係は17年前の海部・
ブッシュ時代に逆戻りした。
■「安心なクレジット」実現を
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消費者が安心できるクレジットの実現を望みたい。信販会社が悪質業者から
消費者を守るくらいの気概を持ってほしい。
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毎日新聞
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■日米首脳会談 対北政策でこそ共鳴関係を
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首相は日米同盟とアジア外交の「共鳴」と表現している。しかし、その視点
で今回の首脳会談をみると、不安が残る。まずは、北朝鮮問題である。もう一
つの課題であるインド洋での給油活動について、首相は早期再開に全力を尽く
すと伝えた。だが、防衛省をめぐる疑惑の拡大で新テロ特措法案は参院審議入
りのメドすら立たない状況だ。
■自殺白書 相談先を相談する窓口が要る
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関係各機関が対策を講じ始めているが、機関ごと、市町村ごとの取り組み方
には差異がみられる。死と直面する相談者の悩みを真摯(しんし)に受け止め、
内容ごとに相応する機関を紹介したり、解決するまで親身に世話をする“自殺
予防コンシェルジュ”といった役回りが、市町村の窓口などには必要ではない
か。相談者がたらい回しにされるようでは、対策の実効は上がらない。
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産経新聞
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■型インフル対策 ワクチン問題の解決急げ
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鳥インフルエンザは、東南アジアや中国などでいつ新型に変異してもおかし
くない段階にきている。インドネシアの感染者と死者の数は世界最多である。
対策の大きな柱はワクチンである。インドネシアに対し、各国が世界保健機関
(WHO)を通じて説得を続け、早期全面解決を目指すべきである。
■日米首脳会談 更に揺らぎのない同盟を
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焦点とされた北朝鮮のテロ支援国リストからの指定解除問題をめぐり、大統
領が「日本の拉致犠牲者、家族の人たちを決して忘れることはない」と述べた
が、首相はより主体的に、解除を受け入れられない日本の立場を明確に表明す
べきではなかったか。この問題での具体的なやりとりは公表されていないが、
大統領発言が解除のブレーキとなることを期待するしかないような不十分な対
応と受け取らざるを得ない。
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読売新聞
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■日米首脳会談 盤石な「同盟」を維持しなくては
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福田首相とブッシュ米大統領は初の首脳会談で、「日米同盟を一層盤石なも
のにする」ことで一致した。具体的には、インド洋における海上自衛隊の給油
活動の中断と、米国が検討している北朝鮮のテロ支援国指定解除の問題である。
■IPCC報告 正念場を迎えた地球温暖化対策
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地球の温暖化が、ますます深刻化しているようだ。環境の悪化をどこかで食
い止めねばならない。温暖化対策は正念場にある。日本が議長国となる来夏の
北海道洞爺湖サミットでも、温暖化問題は主要議題だ。日本としての戦略も、
早急にまとめねばならない。
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各社の社説感想
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日米会談が5社。あとはばらばら。
会談についての各社の感想はさまざまだが、日経だけが北朝鮮拉致問題に触
れていないのは、経済という視点から見た社説だからか。といっても、毎日や
読売も強く訴えているわけでもない。一応言っておく程度に感じる。
その他の話題としては、何を言っているのかわからなかった社説も多い。
朝日は医療報酬のことで、よくわかった(が、お前が言うなという気がやは
りする)。
日経はクレジット問題で、気概を持ってもらいたいとかじゃなく、詐欺で告
訴が可能となるぐらいの法案作りとかいってもいいのじゃないのか。
毎日の自殺については、これまで出てきた自殺関連の社説に比べ主張してい
る点がよくわかった。
産経のインフルエンザにつては、さて、インドネシアのどこがどのように問
題なのかが不明なままWHOに動けと言っているようにみえる。はっきりと言えな
い何かがあるのかと気になる。
読売の温暖化問題は、あまりに一般論的過ぎて、社説といえるのかと思った。
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気になる言葉遣い
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朝日新聞で、「まずは」とでてきた。それに対応する言葉としては「一方で」
となっているようだ。毎日新聞にも、「まずは」とでている。それに対応する
言葉は、「もう一つの」である。
はじめ読んだときには、朝日では、「まずは」に対応する「次に」に相当す
る言葉を捜した。見つからなかったので、そうか、「一方で」がそれなのかと
思った。なぜ「一方で」という言葉を「まずは」に対比できなかったのかとい
えば、私には「一方で」が「まずは」を補助する言葉として捉えられたからだ。
毎日の場合は「もう一つの」だったので、まだわかりやすかった。朝日の次に
読んだのでわかりやすかっただけかもしれないが。
「一つ目は」「二つ目は」となっていればわかりやすいんだけどなぁ。
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雑感
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昨日のテレビ番組の太田総理に太田述正氏がでいたのを見た。
彼が「防衛省と外務省が本来の仕事していない、それができないシステムに
なっている」とシステムを批判したときに、山本議員が、怒りまくっていた。
まじめに怒っているのを見て、非常に奇異に感じ、彼の怒りを考えてみた。
山本議員がまじめで、真摯に仕事に取り組んでいるとした場合。怒りの可能
性は、太田述正氏の発言を理解していないことが考えられる。外務、防衛の仕
事に携わる人々そのものを批判されたと取り違えをしている可能性だ。太田述
正氏の発言は誤解を生む表現が多いように思えるが、まんまとはまってしまっ
ているわけか。ただ、太田述正氏にしろ、誤解されたいわけでもないだろうか
ら、言い方変えたほうが良いだろうとは思うが。
山本議員が不真面目で、悪いことばかりに精を出している場合。これは怒り
まくって当然だろうな。システムの不備に隠れて働いている悪事をもろに指摘
されたのだから。そりゃあせるよなぁ。
実は、怒りまくる山本議員を見た直後は、彼には逆切れをするしかないほど
に後ろめたいことがあるのかと思った。でも、まじめという可能性もまだある
わけだしと考えて、まじめな場合も検討した次第。
しかし、まじめな人が間違ったことをしている場合ほど始末が悪いことはな
い。がんこであれば、なおさらだ。
どちらの場合にせよ、テレビで映っている山本議員は、我々にとって利益に
はならないと思える。
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