2007/11/13の社説
2007/11/13
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朝日新聞
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■給油新法―接点を探れぬものか
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補給支援法案が、衆院の委員会で可決された。いよいよ野党優位の参院に送
られる。民主党は、給油新法の議決を先延ばししようとの狙いがにじむ。何ら
かの貢献が必要だとする点で接点はあるのではないか。大連立、さもなくば全
面対決では、日本の政治はあまりにも貧しい。
■税の無駄遣い―検査院は侮られるな
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会計検査院の昨年度の検査報告には、公務員による税金の無駄遣いや不正経
理の事例がずらりと並んでいる。その数は451件、総額310億円にのぼる。
会計検査院法では、検査の結果、犯罪があると認めたときは検察庁に通告しな
ければならないと定められている。ところが、この半世紀、通告は一件もない。
不正を調べる側の厳しい節度が求められている。
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日経新聞
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■海外減速と改革停滞を危ぶむ日本株安
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世界的な株安とドル安が日本を揺さぶっている。投資の物差しとなる成長力
で、日本がアジア諸国に見劣りするのは否めない。日本では参院選後、経済改
革の時計が止まるどころか、逆回りしている印象さえ受ける。自前の成長の姿
を描けなければ、日本への投資妙味は乏しい。
■グルジア、色あせたバラ革命
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グルジアでは4年前、「バラ革命」と言われる民主化運動でサーカシビリ大
統領が誕生した。だが、いま皮肉なことに民主的なはずのサーカシビリ大統領
が警官隊を動員して抗議運動を抑え込み、非常事態を宣言した。バラ革命は色
あせてしまった。
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毎日新聞
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■「党首会談工作」 「さる人」の説明が聞きたい
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自民、民主両党による大連立構想の真相は依然不透明だ。当事者である福田
康夫首相はもちろん、小沢一郎民主党代表が「さる人」として存在を明らかに
した「仲介者」は事実を語るべきだ。
■技能五輪 ものづくりの魅力広めよう
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世界各国の予選を勝ち抜いた22歳以下の技能者らによる隔年開催の「技能
五輪国際大会」と、15歳以上の障害者が参加してほぼ4年に1度開かれる「国
際アビリンピック」の初の同時開催となる。主催の日本組織委員会は21日ま
での大会期間中、20万人の来場者を目標に掲げる。入場は無料。多くの人が
会場に詰めかけ、競技を通じて国際的な友好が深まることを期待したい。
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産経新聞
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■新テロ法参院審議 民主の政権力が試される
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福田康夫首相は、補給活動再開への確固たる意思を日米首脳会談で示すべき
である。しかし、日米同盟基軸ではなく、国連中心主義の自衛隊派遣原則にす
べきだと小沢氏が主張し、民主党も固執するなら、歩み寄りは難しかろう。
その場合でも、引き延ばし戦術はとらず、一定の審議時間を経れば採決する。
ごく当たり前の行動をとれるかどうかが、参院第一党の民主党に問われている。
■沖縄戦記述 訂正理由「示唆」は問題だ
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沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題で、教科書会社が文部科学省の「示
唆」を受け、訂正申請の理由を「学習上の支障」としていた。訂正申請は、教
科用図書検定規則で原則として誤記・誤植や明白な事実の誤りなどに限られる。
「学習上の支障」は今回の訂正理由として無理があり、政治的な思惑に押されて
訂正申請を受け付けたことを表している。軍命令・強制で集団自決したとする記
述への訂正申請について、沖縄戦に詳しい専門家は「県民の名誉を汚すことにも
つながる。逆に学習上の支障がでるのではないか」としている。教科書は実証あ
る正確な記述が命だ。ゆがめることがあってはならない。
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読売新聞
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■株今年最安値 円高が増幅した東京市場の下落
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株価下落と円高が加速してきた。米経済をめぐる霧が晴れない状況は、長期
化する恐れがある。それに円高が加われば、企業部門への打撃は大きくなると
いうのが、市場が抱く心配だろう。市場の不安心理をいかに鎮めていくか。政
府・日銀に突き付けられた課題である。
■国際技能五輪 ものづくりの魅力を知る契機に
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大会は、14日から静岡県沼津市で始まる。2年ごとに行われており、日本
での開催は1970年の東京、85年の大阪以来、22年ぶりとなる。国際ア
ビリンピックも同時に静岡市で開かれる。各国の障害者による技能大会だ。技
能で自立しようとする障害者たちから学ぶ点も多いだろう。
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各社の社説感想
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給油が2社、株安が2社、技能五輪が2社。あとは各社さまざま。
読売新聞が円高と株価下落について書いていた。日経以外も、書かずにはい
られなくなってきたということか。次はどの新聞社だろうか。
毎日新聞の技能五輪の紹介に、かんなくずの話があった。それを読んで、私
の子供の頃に、隣に大工さんが住んでいたのを思い出した。時々家の前で彼は
木にかんなをかけていた。「薄い」という言葉は、私にはかんなくずを思い起
こさせる。「淡い」という言葉も、雪ではなくかんなくずを思い起こさせる。
彼のお陰だと思う。
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