2007/11/08の社説
2007/11/08
====================
朝日新聞
====================
■小沢代表続投―民主党への五つの注文
—————————————-
民主党を支持してきた有権者は落胆した。そこで小沢氏に、五つの注文を贈りたい。
(5つの注文については省略。)
■肝炎和解勧告―政府は全面解決を急げ
—————————————-
これ以上時間を無駄にしてはならない。
====================
日経新聞
====================
■排出権取引の導入を早く決断すべきだ
—————————————-
EUと米国・カナダの11州が温暖化ガスの排出権取引の制度共通化に向けて
協定を結んだ。出遅れた日本は国政的に孤立する結果になりかねない。世界の
流れを見据えるべき。
■再犯抑止が治安への近道
—————————————-
罪の6割は再犯である。犯罪を減らすのは再犯抑止が近道である。
鳩山法相は再犯防止のために懲らしめをというが、矯正教育のほうが有効で
あるはず。しかし、保護司や更生保護施設は民間の篤志頼み。貧弱である。
====================
毎日新聞
====================
■薬害肝炎訴訟 厚労省の良心も問われている
—————————————-
国側は一日も早く訴訟を終結し、全国の被害者の救済こそ急ぐべきだ。厚労省
が感染者リストを放置していた事実まで発覚しているが、被害者から見れば、
保護責任者遺棄罪や未必の故意による殺人罪に相当するような所業である。あ
ろうことか、投与の証拠がないと主張し、法廷で争ってきたのである。原告側
が和解条件として、まず国の謝罪を求めているのは至極当然である。
■小沢氏続投 大連立の全容はまだ見えない
—————————————-
小沢氏の真の狙いは、選挙を通じた政権交代よりも、自民党の懐深くに入り
込んで政界再編を実現することではないかとの疑念を生んだ。
もう一つの疑問は、そもそも福田首相との間で具体的に何を話し合ったかだ。
小沢氏の言う通り、首相側が連立話を持ちかけたというのであれば、今度は福
田首相自身が全容を語るべきだ。
====================
産経新聞
====================
■民主党 政策本位の党運営進めよ
—————————————-
選挙を経ない大連立論に基づく政権参加をなぜ検討したのか。まずは与党と
真正面から向き合って政策を競い合うことこそ、政権担当能力を示す方法では
ないのか。
■肝炎和解勧告 被害者が納得する解決を
—————————————-
国や製薬会社は今回の勧告を真摯(しんし)に受け止めて高裁の骨子案づく
りに協力し、早期全面解決に向けた努力をすべきである。
====================
読売新聞
====================
■小沢氏辞意撤回 民主党の未熟な体質が露呈した
—————————————-
かび上がったのは、小沢代表の政治指導者としての言動に対する疑念と民主党
の未熟な体質だろう。これで、党のトップとして、信頼を得られるだろうか。
民主党は、「雨降って地固まる」どころか、さらに難題を背負い込んでしまっ
たと映る。
■普天間協議再開 移設問題を着実に前進させよ
—————————————-
米海兵隊普天間飛行場の移設問題の着実な前進を図るべきだ。2014年の
飛行場移設の完了という目標を確実に実現してこそ、日米同盟の信頼性が保た
れる。沖縄県側は、政府案の修正を求めたが、基地負担軽減策を画餅(がべい)
に終わらせないためにも、政府案の修正に固執しないという、大局的な判断を
すべきではないか。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
====================
各社の社説感想
====================
本日は5社中4社が民主党小沢事件、3社が肝炎和解勧告を取り上げていた。
小沢事件については、産経新聞の社説が行本質的な疑問をあげていたのに対
して、他の社説は表面的に見えた。紙面を埋める都合で文字を書き連ねている
ようにも感じた。
肝炎和解勧告については、毎日新聞社説がもっともだなと感じた。国に対し
て怒るべき部分を明確にしていたからだと思う。
====================
気になった言葉遣い
====================
○朝日新聞「注文を贈りたい」
こういう用法は果たしてあるのだろうか? 「注文を送る」であれば、「注
文書を送る」の省略形かと理解もできるが、プレゼントの「贈る」だからなぁ。
○産経新聞「説得力には欠けている」
「説得力に欠けている」ではなく、「には」となっているのが気にかかる。
「説明には説得力が欠けている」と書きたかったのか?
Discussion Area - Leave a Comment